お寿司を食べる時のマナー
江戸前寿司は手づかみで食べるのがマナーだとされています。
お箸でお寿司をつかむと、お寿司が崩れてしまったり、手の温度が移ってしまうからだといわれています。
しかし、現代ではお箸を使って食べる人も多く見られます。
要は、きれいに食べることができればどちらでもいいのではないかと思われます。
お箸を使う場合は、お寿司をつまむ際には、ネタとシャリの両方から優しく挟むようにしましょう。
手でつかむ際には、親指、人差し指、中指を使用してそっとつまみ、お寿司の上下を回転させてネタの方に醤油をつけ、ネタの方を下に向けたまま口に入れます。
この方法だと、ネタが最初に下にあたってよりおいしくいただけるそうです。
江戸前寿司の誕生とともに発生した「すし言葉」をむやみに使わないことも、マナーの一つです。
すし言葉には、寿司職人やお店の人が使用する言葉が多く、お茶をあがり、会計をお愛想といったような符牒を、お客側が使うのはおかしいので注意しましょう。
よりおいしくお寿司を食べるために、まずは白身のなどの淡白な味のお寿司から食べ、徐々に味の濃いものにしていくとよいといわれています。
しかし、この順番に食べなければいけないというものではないので、あまり気にしなくてもよいようです。
ただ、寿司職人の方はお客さまにより美味しくお寿司を食べてもらいたいと思っているので、そういう順番で食べてみるとよりお寿司の味を堪能できるのではないでしょうか。
回転寿司の場合は、一度手に取ったお皿を戻す、まわっているお寿司を触るなどは、マナー違反になりますので注意しましょう。
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